アフィリエイト初心者のみなさんは、サイトを作りこんでいく際に、被リンク対策を行っていくことになりますが、その中でコメント機能を利用した被リンク対策を行う必要があるのかどうかというのは、一つのポイントになります。
正直この部分は賛否両論あり、中にはスパム行為になる可能性があるからやめとけとか、反対するような人もちらほら見かけますね。
コメント機能を利用するというのは、例えば以下のように、相手のブログに対してコメントを残す際に記入することになるURL入力欄に、自サイトのURLを入れることでコメントを投稿した際にあなたのコメントと一緒にリンクが張られるといった感じです。
多くのアフィリエイターは、こうして色んなブログに対してコメントを残し、被リンク対策をやっているわけですが、果たしてその効果があるのかと言われると、正直言ってあまり実感はありません。
もちろん、やらないよりやったほうがいいのですが、被リンク効果を期待するという面においては、あまりいいとは思いません。
一応ウェブマスターツールではコメント機能を利用した被リンクは認識されているようですが、順位にそこまで影響している様な気配はないです。
どちらかというと、コメント機能の利用は被リンク目的よりも、アフィリエイター同士のつながりを強めて人脈を作っていくためのコミュニケーションツールとして使ったほうが有効な気がします。
というか、元はこういった目的で使用するのが正しい使い方だとは思いますが。現時点では、僕自身は向こうからコメントを送ってくれるようなことでない限り、こちらからコメントを積極的に送るというようなことはしていません。
コメントを残すよりも、聞きたいことがあったら直接メールアドレスを使って、Yahooメールで質問なんかをしたりしています。
こっちのほうが向こうに自分のコメントに気づいてもらいやすいですし、ブログ内のコメント機能よりもその相手と近い距離でコミュニケーションを取れると感じているからです。
被リンク目的で相手のブログにコメントを残すのはいいですが、それだとあまり相手と濃くていい関係を築くことはできません。
まずそういった被リンク目的でコメントを残しているとそれ目的だということが大抵バレてしまいますし、自然とほかのブログにコメントを残す方へ気が向いてしまいますから、その相手と疎遠になりやすいため、あまり友好な関係を築くというのは難しい気がします。
気持ち的にもしんどいですしね。
それよりも、自分と相性がいいというか、自分と考え方が似ていて共感できるようなブログだったり、新しい発見ができたりするような勉強になるブログに対して自然とコメントを残していくほうが、長く続きますし被リンク的にも人間関係的にもいいと思います。
そうやって自然な形でコメントを残すと決めておいたほうがまずスパム行為に走る心配もないですし、うまくリンクを残すことができるでしょう。
Googleのマットカッツ氏も、コメント機能を利用した被リンクに対しては以下のように述べています。
僕は、関連するサイトで関連するトピックであればいつもコメントを残す。
もし誰かが怪しげなSEOの記事を書いて、それは間違っていると思ったら「それは正しくない」とか「公式見解では……」とかそういったコメントを残すだろう。
ただし自分の名前でコメントするし、Googleのウェブマスター向け公式ブログではなく自分のブログにリンクする。個人の立場で発言するからだ。
たくさんの人が普段からそうやっているから、まったく問題ない。気を付けないといけないことがあって、それは誰が書いたかわかるように本当の名前でコメントを残すことだ。
「安上がりの勉強法」とか「偽造免許証」とか、ビジネスで使っている名前が何であれ、見た人がゾッとするような名前は良くない。
もう1つ言っておくことがあるとすると、リンク獲得の方法の大部分がウェブのあちこちにコメントを残すことだった場合だ。
リンクの大部分がコメントからのリンクで構成されていて現実の人間がだれもリンクしていなかったとしたら、ある時点でリンクプログラムとして判断することはありうる。
非常に高い数値でだましたり操作したりしようとするリンクプログラムは何であれ、ランキングを乱そうとしているとみなしたリンクに対して対処する権利を僕たちは持っている。
リンクを集めるために今日はどこにコメントしようかと毎日やっているのではなく、普通に自然なコメントを書いているのであればまったく問題ない。
(引用元:https://www.suzukikenichi.com/blog/are-all-comments-with-links-spam/ )
なので、基本的には自分がコメントを残したいなと思えるような相手にだけコメントを残すような形でいいと思います。
あまり肩肘張りすぎずに、リラックスした状態でコメントするようにしてください。
本来ならこれくらいの心持ちでするものだと僕は思います。
コメントには自然とnofollowがつく。
たいていのブログのコメント機能には、コメント一つ一つに対してnofollowタグがつくように設定されています。
ここで画像に出ているのは「external nofollow」で、「外部のサイトだからリンクをたどらなくていいよ」という意味になります。
他の記事でもnofollowについては解説させていただいているのですが、簡単に言ってしまうと、これを使うことでリンク先のサイトにGoogleのクローラーがたどらなくなると同時に、リンクジュースを流すことを止める役割を果たしてくれるものです。
被リンク元のサイトからnofollowをつけずに被リンクを流してしまうと、それと同時にサイト評価を他サイトへ分散させてしまい、
結果としてサイトの評価が落ちてしまうといったことが考えられるところから、あらゆる外部サイトへ向けたリンクに対してはnofollowをつけるようになりました。
ただ、あなたのサイトがGoogleからの評価が高くて、被リンク先のサイトでオーソリティサイトなどの有名サイトの紹介などを行っていれば、リンクジュースが流れてサイトの評価が分散するどころか、逆にGoogleからの評価を上げることも可能だとも考えられています。
「いいサイトにリンクを送っているということは、きっと紹介してくれているこのサイトはいいサイトのはずだ」という考えが、Googleのアルゴリズムに取り入れられているのかもしれません。
また、逆に悪いサイトへの被リンクを送っていると、Googleからの評価を下げることにつながりますので、これはやめておいたほうがいいでしょう。
被リンクを送る先を選ぶのにも、慎重を期してそのサイトが本当にいいサイトで、ユーザーにとって有益であるかどうかを考えてから被リンクをつけたほうがいいと思います。
以上です。
ありがとうございました!
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