先日、あの大手製薬会社のロート製薬が、国内正社員1500人に副業OKを認めたことが話題になりました。
狙いとしては、副業を通して培った技術の向上や人脈が狙いだとしています。
結構僕的には嬉しいニュースでした。(^^)
こうして少しずつ副業に対する姿勢が変わっていけば、気負いせずに副業を思い切って行うことができるからです。
やっぱり会社にバレるかドキドキしながらやるのと、すでに許可が下りた状態でやるのとでは精神的な面で大きく違ってきますからね。
今でも日本企業のほとんどは副業を認めておらず、今回のようなニュースが公に出てくるのは少し遅くないかと感じるところもありますが、それでもこうしてニュースになるということは、少しずつ日本企業の副業に対する考え方が変わってきているのでしょう。
ただ、こうした副業OKな雰囲気が広がる上で気になる点がいくつかあります。
副業をしないとこの先の将来がヤバイ?!
ロート製薬のように、正社員に対して大々的に副業をOKにするのはめちゃくちゃいい取り組みだと思いますが、逆にこうした流れがほかの企業でも流行りだすと、「もはや副業しないとやっていけない時代に来ているのかな?」と感じてしまうのは否めません。
周りも禁止しているからと「右に習え」な考えでやってきている会社も少なくないでしょうし、古い価値観で副業を禁止しているところもあるでしょうから、大手企業が副業をOKにする流れができると、続けと言わんばかりに追従する企業も増えてくるでしょう。
でも、これはいい口実ができたという考えで、もはや副業をOKにしないと社員が定着してくれないといった現実があるのかもしれません。
副業をOKにすれば、今は中々そんな会社はありませんから、社員が定着する率は上がるでしょう。
でも逆に、副業をさせてあげないと生活が厳しすぎて、優秀な社員が外資系企業に行ってしまうだとか、そういった心配があったのも原因かもしれません。
とりあえず表面上はいいことだらけなのですが、それだけ追い詰められてきている裏返しなのかもしれませんね。( ̄▽ ̄;)
もしかしたら賃上げの抑止力に利用?
中には、副業をOKにしてやるから、給料上げて欲しいなら自分でやったらいいじゃないという企業も、この先出てくるかもしれません。
大企業や大手企業だとそういった心配は少ないでしょうが、中小企業や零細企業の場合は副業OKを理由に、中々給料を上げてくれなくなるといったケースが出てくる可能性もあると感じました。
まあ現時点では推測にしか過ぎませんし、そうあってほしくないといった願望もあります。
副業OKがブラックを助長させる?!
副業OKの流れが広がると、まず僕がいの一番に思い浮かんだのが、「ブラック企業はどうやっていくんだろう?」といったものでした。
もしこのまま副業OKの流れが広がって、日本のあらゆる企業が副業をOKにしていった場合、普段から社員に過剰な労働を強いているブラック企業が、悪い方向へ利用するんじゃないかと疑っています。
例えば、ブラック企業のある社員が、過労で倒れたり、欝になったり、過労死してしまった場合、企業側が副業のやりすぎによる自己管理の甘さを理由に、遺族に対する賠償を避けるようになるんじゃないかといったものです。
これは考え過ぎかもしれませんが、ブラック企業であれば考えがちなことです。
バイトであればすぐにやめてしまえばいいですが、アフィリエイトとなると自分でサイトを育てていくので、中々やめられないと思います。
それで無理してズルズル行って、結局本業の過労も相まって死んでしまうとか、病んでしまうといった事態にならないかをすごく心配しているわけです。
まあ、以上になりますが、あくまで僕個人の見解なので、鵜呑みにはしないでください。僕としては、そうなってほしくないことを願うばかりですm(_ _)m