アフィリエイト初心者が情報商材のジャンルに参入してアフィリエイトを始める際、そこで行うことができる戦略を物販アフィリエイトにも持ち込みがちです。
特に、情報商材アフィリエイトで常識となっている特典戦略が、物販アフィリエイトにも応用できると勘違いしている人が非常に多いので、ぜひこの機会に覚えておいてください。
物販ASPでは特典戦略は勝手に使うことができません。
広告主によっては相談次第で行える場合もあるかもしれませんが、ほとんどの確率で、自分で作った特典による販売戦略案は通りません。
この理由は非常にシンプルで、特典を配布しているサイトから購入されたとしても、企業にはメリットがないからです。
例えば、その人の特典があまりにも魅力的であるために購入に至っている場合、正確なデータを知りたい企業としては、そういった一個人の特典に依存したデータは、購入者のデータとして役に立ちませんよね?
その人の特典目当てで購入に至っている可能性が高いですから、本当に自社商品を欲しくて購入したのかわからなくなります。
また、資料請求アフィリエイトの場合、対して興味がないにもかかわらず、特典目当てで資料請求を行う人が増えてしまいますので、これも企業が一方的にアフィリエイターにお金を払う形になり、企業の儲けがそのアフィリエイターへの報酬にうまく比例せずに赤字となってしまいます。
資料だけ請求されて、一向にそこから本命の成約に行き着かないわけです。
それでも、資料請求されたら報酬を払わないといけませんから、企業側がどんどん損していく形になります。
だから、物販ASPでは基本的に特典戦略の行使は禁止されているというわけなのです。
ただどうしても特典戦略を取りたいというのであれば、A8.netやアクセストレード、バリューコマースなどの大手ASPも含め、他のASPに登録されている広告主に要相談して、許可をもらうしかありません。
もし無断でやると、強制的に退会させられるか、アカウント停止を喰らう危険がありますので、絶対に無断でやらないでください。
強制退会させられた場合、2度と登録させてもらえなくなる恐れがあります。
こうしたことを考えると、情報商材アフィリエイトは、かなり販売へと促すアフィリエイターにとって規則が緩いことがわかりますね。
物販ASPとかになると、個人レベルだけでなく、有名な大手企業も広告主に加わりますから、そこらへんの決まりがどうしても厳しくなってしまうのでしょう。
広告主にとってある程度有益で、良い条件で広告を登録できることをアピールしないと、ASP内に大手企業からの優良な広告主や案件が集まりませんから、ASPとしてそもそも成り立たなくなってしまいます。
アフィリエイト初心者も含め、多くのアフィリエイターが特典戦略を行いたい気持ちはわかりますが、ここは我慢して、素直に従って健全にアフィリエイトを行ったほうが良さそうです。
これに関しては、当サイトの記事である「物販アフィリエイトのメリット・デメリット」でも記載しておりますので、もしよかったら読んでみてください。
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