どうも!コゴローです。
Googleのモバイルユーザビリティに関するアルゴリズムが4月21日に導入されてから、すでに1週間以上経過していますが、4月21日までにスマホ対応しておいた、僕のサイト群の順位変動について、お伝えしておきたいと思います。
あくまで、アルゴリズムが導入されてからの僕個人の持つサイトの順位変動について述べるものであって、必ずしも、スマホ対応による誰しもが経験する順位変動であるとは限らないことをご理解いただければと思います。
これはどんなSEO対策でも言えることですが、必ずしも自分が行ったその施策がもとで、順位が上昇したりしたとは限りません。
タイミングよく順位上昇したとしても、あまりその時に行なった施策が正解だと思い込みすぎず、常に客観的な視点で見ることが大切です。
さて、モバイルユーザビリティに関するアルゴリズムの導入前に、自分が保有するサイトは、全てスマホ対応を行っていました。
中にはWP Touchで応急処置を施しただけのものもありますが、スマホユーザーが増えてきている今の時代、とにかく、スマホ対応にせざるを得ません。
僕が行った対策は、保有しているサイトすべてのレスポンシブデザイン適用です。
ただ、僕がスマホ対応を行ったサイトは全部で6つあるのですが、結論を言うと、1つのサイトを除いて、そこまでアクセスや順位に影響はありませんでした。
アクセスに影響があったのはとある蕁麻疹に関するサイトで、月に15000PVくらいだったのが、23000PVにまで上がりました。
(先月のアクセス)
(今月のアクセス)
しかし、それ以外のサイトは、それほど大きな変化はありません。
もう一つ、紫外線関連のサイトがあり、そのサイトのアクセスが先月の20倍くらいにまで跳ね上がりましたが、
これは23000PVある蕁麻疹のサイトのトップページからNofollowでリンクを貼ってアクセスを流しているだけですので、スマホ対応によるアクセスアップとは考えにくいです。
うまく蕁麻疹のサイトの内容と関連付けてリンクを貼っていますから、徐々にお気に入り登録されて、固定客も含めてアクセスが上がってきているという感じですね。
実際、アクセス流入の元は、その蕁麻疹のサイトからが多かったです。
じゃあ他のサイトの方はどうかと言われると、特に変化なしっていう結果に(笑)
ちょっと期待していたんですが、案の定順位にそこまで大きな変化はありませんでした。
もちろん、スマホバージョンでの検索順位でです。あまりスマホ対応による恩恵は受けられなかったというのが正直なところですね。
まあ順位が大きく下がることは特になかったので、まだよしとしていますが。
本当のモバイルフレンドリーとは?
あと、ここで少し言っておきたいのですが、モバイルフレンドリー=レスポンシブデザインではないという認識は持っておいてください。
確かにモバイルフレンドリーなサイトを作る上で、レスポンシブデザインはいい対策ではありますが、それがモバイルフレンドリーにつながるかどうかというのはあなたが決めるわけではなく、サイトの訪問者が決めることです。
ここで重要なのは、どうしてGoogleはモバイルフレンドリーをアルゴリズムに組み込んだのかという原点に帰ることです。
その答えは簡単、当然モバイルユーザーのためだからですよね。
でも、モバイルユーザー、スマホユーザーのための施策が、レスポンシブデザインだけではなく、もっといろんな方法があると思います。
あくまで広義の意味で、モバイルユーザーは、スマートフォンでも見やすい、使いやすいサイトを望んでいるということであって、それをGoogleはわかっているのです。
だからひたすら、「Googleのアルゴリズムに対応するためにレスポンシブにしよう」ではなく、「モバイルユーザーに喜んでもらうため」にモバイル対応を進めていきましょう。
そうしないと今後変化がある度に同じように慌てることになります。
まあ、とは言ってもたいていの場合は、レスポンシブデザインで解決することが多いのですが、スマホユーザーの中には、レスポンシブデザインがかえって見にくいと感じる人だっていると思います。
本当に重要なのは、レスポンシブデザインであろうとなかろうと、とにかくスマホユーザーにとって見やすいサイトなのかどうかということと、有益なコンテンツを持っているのかという両方の要素が成り立っているのかということです。
Googleが検索順位で上位表示させたいサイトは、使いやすくて有益なコンテンツを持っているサイトです。
ここをしっかり押さえてもらって、スマホ対応も含めてサイト作りに励んでいったらいいと思います。
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