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エックスサーバーが提供するWP専用サービスが、wpXレンタルサーバーです。
エックスサーバーを既に利用している方であれば、多分知っている方も多いでしょう。
エックスサーバーはそのセキュリティの高さとバックアップ機能、サポート体制、管理画面の充実に定評のある非常に人気のサーバーとして知られています。
なのでその分、WP専用の新レンタルサーバーサービスということで、エックスサーバーファンな僕はめっちゃ期待しまくっていました。
そしてそのまま試しに契約。他にもWP専用サーバーはあるんですが、ネームバリューがある分、気になる方も多いと思いますので、ここらでwpXサーバーを一度レビューを行いたいと思います。
wpXを使ってみた感想
で、結論なんですが『WP専用』で使う分には素晴らしいサービスだと思います。
そう、あくまで『WP専用』ならの話です。
まあ、アピールポイントが『WP専用』とあったんで、なんとなく予想はしていたんですが、マジでWPしか扱えないんですね。(^_^;)
エックスサーバーの特徴である『232Gbpsバックボーン』、『サポート体制』、『自動バックアップ』などをそのまま引き継いでいて、
一部バージョンアップしているところから見て、従来のエックスサーバーよりも優れているところはもちろんあるんですが、
マルチにいろんなサイトを運営したいというのであれば、多少の妥協は覚悟して、従来のエックスサーバーにしたほうがいいと思います。
さすがに、普通にアフィリエイトでやっていく中で、HTMLサイトを運用管理できないのはかーなりキツいです。(^_^;)
まあ、よっぽどWPにこだわりがあるなら別です。
言ってしまえば、wpXを使用するなら、アフィリエイトのスタイルが完全にWPメインだという方に限るって感じ。
WPで運営もするけど、SIRIUSで作ったHTMLサイトも同じくらい運営するよという方であれば、無駄にサーバーの月額費用だけがかかる結果になりかねません。((((;゚Д゚))))
まあ、サイトの表示速度はかなり早いんで、大量アクセスで表示速度低下が気になる場合は、そのサイトのためにwpXを契約するのはありかもしれませんけど。
例えば1日に1万人以上アクセスがあるとか。
それ以外で利用する価値がwpXにあるかと言われると、はっきり言ってほかのサーバーの方が融通が利きます。
wpXサーバーとエックスサーバー比較!
アフィリエイターの中でよく利用される、エックスサーバーのX10プランと、wpXのプランのスペックを比較してみました。
エックス(X10) | WPX | |
---|---|---|
月額費用(税込) | 1080円 | 1080円 |
初期費用(税込) | 3150円 | 5250円 |
容量 | 50GB | 30GB |
マルチドメイン | 無制限 | 10個 |
MySQL | 50個 | 10個 |
転送量 | 70GB/日 | 25GB/日 |
自動バックアップ | 7日分 | 14日分 |
CMS自動インストール | WordPressを含む6種 | WordPressのみ |
phpMyAdmin | ○ | ×(独自) |
メールアカウント | 無制限 | 無制限 |
メールサポート | 24時間/365日 | 24時間/365日 |
電話サポート | ○10:00~18:00 | ○10:00~18:00 |
無料お試し期間 | 10日間 | 14日間 |
サイト構成 | HTMLすべて利用可 | WordPressのみ |
安定性 | ○FastCGI | ○独自高速化システム |
負荷耐性 | ○軽減プログラム | ◎最適化 |
うーん、本当にWPに特化した感じです。
だけど、マルチドメイン数やMySQL数、転送量、初期費用はエックスサーバーの方が断然優秀。
負荷耐性、自動バックアップはwpXの方が上だけど、全体的にはやっぱりエックスサーバーが上ですね。
ただ、負荷耐性や安定性の面では、「1Gbps高速ネットワーク接続」と「独自の高速化システム」を利用することでエックスサーバーよりもWPを高速表示させることができるので、WPサイトの表示速度を重視するなら、明らかにwpXサーバーの方がいいですね。
そこでのしかかってくる問題は、この表示速度の向上のレベルが、エックスサーバー利用者にとって体感しにくいレベルだという点。
エックスサーバーって、そもそも元から他のサーバーよりも高スペックで、高速なのが売りで、実際に表示速度は十分速いんですよね。
で、wpXはさらに高速化が進んだイメージ。
でも、普通にアフィリエイトでサイトを運営するくらいであれば、はっきり言ってエックスサーバーとwpXの表示速度の違いを実感するくらいまでに至ることはあまりないと思います。
僕自身、エックスサーバー愛用者ですが、恥ずかしながら1日に1万人以上来るようなサイトは今のところ持っていませんので、そこまで表示速度が向上したかどうかは実感できませんでした。
エックスサーバーでも十分早いんで、そこまで差を感じなかったんですよね・・・。
まあ、より速いことは確かなんでしょうけど。(^^)
これでマルチドメインとMySQLが無制限だったらかなり神スペックなサーバーなんですけどね・・・。
ちょっと惜しい感じは否めません。
エックスサーバーについて気になる方はこちら。
逆に、エックスサーバーと比べても、WP一筋でこだわるという方は、少し初期費用がかかりますが、月額費用は同じなのでwpXサーバーがいいでしょう。
wpXサーバーのいい点と悪い点
wpXサーバーのいい点はこちらです。
- 従来のエックスサーバーよりさらに高速。
- 無料試用期間が2週間と長め。
- 電話メールサポート付き。
- 自動バックアップが2週間分。
- 負荷に強く安定している。
逆に悪い点はこちら・・・。
- HTMLや他のCMSでの運営ができない。
- 転送量がエックスサーバーより少ない。
- MySQLが10個まで。
- マルチドメイン10個まで。
- 初期費用が高い。
wpXサーバー以外でWPサーバーを使うならどこ?
もし、電話サポートなしでもいいなら、個人的にはmixhostの方がwpXサーバーよりオススメ。MySQLとマルチドメイン、転送量が無制限で初期費用も無料。
さらに試用期間も1ヶ月と長く、契約までのハードルが低いのが特徴ですね。
しかもmixhostには、独自のWPキャッシュプラグインを導入していて、従来のWPサイトの何倍もの表示速度を実現できます。
もちろん、wpXと違ってSIRIUSなどで作ったHTMLサイトの運営も可能です。
「電話サポートがないとダメなんだ!」という方でなければ、コスト的にも安く済むmixhostの方がいいと思います。
もし、それでも安定性と電話サポートなどを重視したいのであれば、wpXレンタルサーバーがいいと思います。